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シリーズ・ザ・生活習慣病

224弾

第224弾 レスキュー隊 後編2025.04月号

(前月からつづく)
レスキュー隊の到着から10分かからず扉が開いた。
そこには、玄関の冷たいたたきでうつ伏せに倒れ、
ピクリとも動かない母親の姿があった。

今度は入れ替わりに救急隊が駆け寄り声かけをする。
「お母さん、わかりますか?…意識レベル一桁」
予防的に酸素マスクが当てられ救急搬送…
ドラマのような緊迫の時間が、
安堵の倦怠感へ変わった瞬間だった。

救急車に遅れること30分、
すでにすべての処置・検査を終えるところで、
ふと救急外来を見回すと(次から次に到着する救急車から)
搬送された多くの患者さんが、それぞれの困難と戦っていた。

[大腿骨頸部骨折!]
告げられた診断名ですべてのストーリーがつながった。
階段で転倒、なんとか玄関にたどり着き、
チェーンをはずそうとするも頭部も打撲していたため意識を消失、
そのまま玄関で倒れ20時間…

助けてくださったすべての方々に心より感謝するとともに、
金城先生から皆さんに2つのお願い。
①筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり食べて
②毎日歩きましょう!

手術も終わり、今から怒涛のリハビリスタートです。
応援メッセージお待ちしております(笑)

今夜は久しぶりにシャンパン、飲みたいなぁ…
(これはノンフィクションです)

223弾

第223弾 レスキュー隊 前編2025.03月号

「息子さーん、2階のガラス割って入りますよ」
現場は緊迫していた。

前日の午後を最後に連絡が取れず、警察に依頼、
先に実家に到着した警察官から携帯電話が鳴り、
「お母さん、玄関先で声がするが開けてくれない。
開けられないのかもしれない」と。

ほどなく金城先生も現場に到着、鍵を開けようにも、
昔の古い鍵もかけてしまっていたためドアは開かず、
声をかけてもなにやら様子がおかしい。
まるで認知症のような会話、そして動いている気配がない…

「鍵開け業者は時間がかかりそうで、それを待っていると…
レスキュー隊出動させます」
と言い終わる前から答えは決まっていた、(お願いします)と。

ややもすると20時間以上、玄関で意識を失い倒れていたのか?
真冬でないにしろ、低体温になっていないか?
様々な憶測が脳裏をかすめていったその時、レスキュー隊が到着。

隊長さんが家を一周し「ハシゴ持ってきて」と指示を出す。
「あの窓がベストだな」
できるだけ家に被害がないようにという取り計らいのもと、
救出作戦が始まった。

(パンッ)とガラスの割れる音がした。
(さすが、プロは違う…)
と思うが早いか、玄関に隊員到着。
「14時11分、現認」
玄関のドアが開いた…(来月につづく)

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