224弾
第224弾 レスキュー隊 後編2025.04月号
(前月からつづく)
レスキュー隊の到着から10分かからず扉が開いた。
そこには、玄関の冷たいたたきでうつ伏せに倒れ、
ピクリとも動かない母親の姿があった。
今度は入れ替わりに救急隊が駆け寄り声かけをする。
「お母さん、わかりますか?…意識レベル一桁」
予防的に酸素マスクが当てられ救急搬送…
ドラマのような緊迫の時間が、
安堵の倦怠感へ変わった瞬間だった。
救急車に遅れること30分、
すでにすべての処置・検査を終えるところで、
ふと救急外来を見回すと(次から次に到着する救急車から)
搬送された多くの患者さんが、それぞれの困難と戦っていた。
[大腿骨頸部骨折!]
告げられた診断名ですべてのストーリーがつながった。
階段で転倒、なんとか玄関にたどり着き、
チェーンをはずそうとするも頭部も打撲していたため意識を消失、
そのまま玄関で倒れ20時間…
助けてくださったすべての方々に心より感謝するとともに、
金城先生から皆さんに2つのお願い。
①筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり食べて
②毎日歩きましょう!
手術も終わり、今から怒涛のリハビリスタートです。
応援メッセージお待ちしております(笑)
今夜は久しぶりにシャンパン、飲みたいなぁ…
(これはノンフィクションです)