143弾
第143弾 おまわりさん2018.06月号
昔はよくお世話になったおまわりさん。
小学生のときは、小銭を拾っては届け、
なぜか届けた小銭より多い[お駄賃]をその場でもらうことも。
いま思えば、子どもの純真な心をはぐくむ、
地域の極上の教育だった、と懐かしい思い出。
そんなおまわりさんが交番の前に立って
市民を見守ってくださっている前を通ったとき、
『おはようございます』と清々しい挨拶が。
思わず「お疲れさまです、安心です!」
と言ってしまいました。
とっさに出た自分の言葉に、
あっ、いつもそう感じているんだ、と気がつきました!
安心といえば、定期的に通院されている患者様の
血糖値や甲状腺の値だけでなく他の項目も、
スタッフと一緒にしっかり見張っています。
貧血がすすめば[どこかにがんが無いか?]と疑います。
アミラーゼが高ければ[すい臓?唾液腺?]と疑います。
たまに『毎月なんで尿検査?』と言われてしまうこともありますが、
尿たんぱくが出ていれば[腎機能!]と、即わかりますし、
血が混じっていれば[がんや結石]を…
全身の超音波検査も欠かせません。
我々は患者様のさまざまな病気を早期に発見するために、
いつもいつも見回っているのです。
そういえば、久しぶりにいらした患者様が、
だいぶ糖尿病が悪化していて…
『先生、これからはちゃんと毎月来るよ。
そのほうがやっぱり安心だしね。』
はい、しっかり見守りますよ!