96弾
シリーズ生活習慣病 第96弾!2014.06月号
後輩の未来
『金城先輩、お久しぶりでございます。』
今年の春に大学生になった湘南高校の後輩に、OB会で会いました。
「おぅ、どうよ?大学は(←先輩風(笑))」
『後悔しています』
…一気にテンションが下がりました。
うちの朝倉先生も湘南高校なので、
彼と三人一緒に進路について相談したことがありました。
彼は医療系の仕事を望んでいたので、
我々は選択の幅の広い医師を勧めましたが、
医師ではなく、親御さんと同じ道を選んだようでした。
『やはり、医師にならないと自分のやりたいことができないと、
入って初めてわかりました』
「だから言ったのに…」
さて、彼の夢を実現するには、医学部再受験しかありません。
本人も、その希望はあるものの、
『経済的に厳しいです』
私立大学は高額ですので
「国公立を目指せば?」と助言しましたが、
入学金がもう支払えない、と。
私にも高校時代がありました(笑)。
行きたいと考えた小さな塾の面接で、
「数学だけ教えて下さい。
英語も受けたいですが、月に◯万円もお支払いできません」
塾長は目に涙を浮かべ、
『バカ者!君のような世の中に必要な人間の未来を、
経済的理由でつぶすわけにはいかない。
授業料はいらないから全部出ろ!』
…鶴間のクリニックに飾ってあるスヌーピーの絵は、その塾長から。
同じ思いに目頭が熱くなり
「バカ者!受かってから金城先輩に言いに来い!
湘南の先輩がなんとかしてやる」
話変わって、糖尿病の合併症、脳梗塞など起こさぬよう、
まずは頸動脈エコーをやりましょう。
もし、動脈硬化が始まっていたら…
その時は金城先生がなんとかします!