88弾
シリーズ生活習慣病 第88弾!2013.10月号
安かろうは良かろう?
「1円でも他店より高かったら…」
という家電量販店のセリフも耳に慣れました。
牛丼にしても、ファストフードにしても、
価格競争の波に飲まれ「安かろう良かろう」に切磋琢磨…
そのしわ寄せは、人件費に加えて材料費。
一方、ジェネリック医薬品(製薬会社が開発した、医薬品の特許が切れた後に、
別メーカーが同じ有効成分でつくる薬・後発医薬品)は…
「安いのに同じ薬?」
中古車や割れせんべいならまだしも、同じ薬のはずがありません。
先日『後発品に薬局で変えられたら脈拍が増えてドキドキ苦しい…』
と患者様から電話があり、急いで元に戻してもらいました。
「私は後発は飲みません」と言っていた、
後発品の営業マンの正直さに驚いたことを思い出しました。
さて、安くなったお陰で運動人口が増えたスポーツジム!
体育の日に合わせた新聞発表によると、
高齢者の体力がぐんぐん上がっているようです。
加えて子供たちの身体能力も向上しているとか。
喜ばしいことですね!
筋肉量が増えることでエネルギー消費量は増え、
運動習慣によりインスリンの効きがよくなり、
血糖値や血圧、精神的にも良いことだらけ。
なにより、寝たきりにならないことが一番のご利益です。
心臓等の臓器は20歳までに出来あがりますが、
筋肉トレーニングは70歳だって遅くはありません。
ちなみに、お散歩は無料です。
歩くだけでも十分ですから、頑張っていきましょうね!