61弾
シリーズ生活習慣病 第61弾!2011.07月号
「一輪の赤いバラ」
東日本大震災から5が月が経とうとしています。
被災された方々、関係者の皆さまにお見舞い申し上げます。
さて、梅雨が開け、いよいよ暑い夏本番、八百屋さんには枝豆が並び、
冷えたビールと枝豆が似合う季節、そう!『痛風』の季節がやってきました!!
原因はご存知、『高尿酸血症』。
食べ物は細胞で出来ていて、その細胞の中の『核』には、尿酸の元の『プリン体』という
成分が入っています。同じ100g食べるなら鮭よりもジャコ(そんなに食べませんが…笑)
の方が細胞の数、プリン体が多く、高尿酸血症になりやすいのです。
プリン体が多く含まれている食べ物は、卵や臓物…アルコールのお供の珍味が多く、
またアルコール自体は尿酸が身体から出るのを抑えてしまうということで尿酸値を
上げてしまいます。男性に起きやすい病気の所以かもしれませんね。
それに加え、夏は汗で脱水…。血が濃くなり、尿量が減ると、その分、尿酸は体内に
溜まりやすくなります。
しっかり水分補給を。1日2~3リットルは飲みたいものです。
毎食の野菜の摂取も大切です。尿酸が尿に溶け出しやすくする効果が期待できます。
いずれにせよ、痛風家系に生まれた金城先生も、食生活に気をつけつつも
先々月発売の、腎臓にも優しい高尿酸血症改善薬、『フェブリック』を飲み始めました!
最近は、周囲で珍事件が多く、夜の”楽しい”機会が増え…。
そんなある日、外来中にスタッフの一人から渡された一輪の赤いバラ。
「先生、大丈夫ですか?」
そう、バレていたのです。
珍事件に振り回されイライラの連続の日々、自分では周囲に気を遣わせまいと、
隠していたつもりでしたが…。
突然、大好きな赤いバラとその薫り…癒され泣きそうでしたが、そこは堪えて外来に集中!
『いつの間にバラなんて…』
さり気なく気を使うスタッフや、避難生活を強いられていらっしゃる方々を今、改めて思うと…
私のストレスなんて小さな事と、反省致しました。
先月から、スタッフが一人増えました。
なんと被災地から応募してくれたのです!即採用!!
彼女も我々スタッフの一員として、目に見えない多難を一緒に乗り越えて行こうと思います。
頑張りますよ!