124弾
シリーズ生活習慣病 第124弾!2016.10月号
スロープ
日経新聞のオリパラ(五輪・パラリンピック)の紙面に
素敵な記事を見つけました。
リオ五輪・パラリンピック会場の
スロープ担当の工事仲間が、
自分たちで実際に車イスで上がってみよう!
と試みたのですが…
なんと自力では
誰も一番上までたどり着けなかったと。
笑い話ならず、彼らは英語を勉強。
「押しましょうか」とボランティアを。
多くの方々に感謝され、
ここまでで十分 涙腺話なのですが…
スロープにいた、
車イスのマセソン女史(パラリンピックサポートセンター)
に声をかけると、
『自分で上がりたいので大丈夫。声をかけてくれてありがとう』
と2回も断られて…
その後、声かけした彼が、断られた理由がわかったと、
わざわざ彼女に話しに来てくれた、その内容がまた感動的!
「まぶしいほどに自立したパラの選手だから世話要らず。
…いえ、一般の障がい者でも
“押してあげる”ことが大切なのではなく、
その人が“やりたい”ことを見守り、
必要なときだけ手を貸すことが、
本当の障がい者理解なんだと気がついた」と。
高齢の患者様もまたしかり。
家人がなんでも助けてしまうと、筋力はどんどん衰え、
すると疲れやすくなり、よって動かなくなり、
最後には寝たきりに…
できるだけ本人に頑張ってもらえるよう、
励ましながら見守ってあげてくださいね。
そういえばマセソンさん、
『パラリンピックには社会を変える力がある』と。
同感です!