11弾
シリーズ生活習慣病 第11弾!2007.06月号
6月4日は、”むし歯の日”ですね。
糖尿病があると、免疫力(ばい菌などに対する抵抗力)が下がっているため、
風邪などもひきやすいというのは広く知られているようですが、
むし歯や歯周炎(歯肉炎)になりやすいのは皆さん予想がつきましたか?
そこで今回はむし歯にならない注意点をご紹介しましょう。
歯の表面についている”歯肉”の中のミュータンス菌が、砂糖やご飯を分解して
酸をつくり、口のなかがアルカリ性→酸性へ変化します。
すると、表面のエナメル質が溶けて、むし歯の原因になります。
ならばずっとアルカリ性であれば良いと思うかもしれませんが、
我々はものを食べないわけにもいきませんし、また1日3回くらい酸性にならないと、
逆に歯周病菌が死んでくれません。
ところが、間食をしたり、甘い缶コーヒーやスポーツドリンクなどを一日中だらだらと
飲んでいると、口の中がアルカリ性に戻れず、ずっと酸性のままになります。
そこで、
1, 間食はしない。
2, 飲みものはお茶か水にする。
これだけで規則正しく、口の中がアルカリ性→酸性、酸性→アルカリ性の
バランスがとれます。
次に、
3, 歯を正しく磨くことです。
もちろん全部の歯をていねいに磨ければよいのですが…(次回へ続く!)