104弾
シリーズ生活習慣病 第104弾!2015.02月号
狼煙(のろし)
糖尿病の様々なアクシデント…
例えば、低血糖。
冷や汗や手の震え、ひどいときは意識消失…
『本当に低血糖?』
と、時には判断に迷ったりしますよね。
昼間ならクリニックにお電話をいただき、
スタッフが即座に対応いたします。
問題は時間外。
迷いますよね、救急車を呼ぶのはちょっと…
我々の患者様には、24時間対応をしています。
携帯3つを常に持ち歩く私に寄せられる、緊急コール…
『夫がトイレで倒れていて…脳梗塞でしょうか?』
聞けば、インスリンを打つタイミングが早く、
お食事前にトイレに行かれたとか。
適切な対処をお伝えし
『先生、本当に心強かったです』
と感謝されました。
また一方では、『今、吐血しています』
糖尿病とはかけ離れた緊急メール!
吐血で話ができなかったのかもしれません。
即座に救急車要請、大学の救命救急センターに搬送…
まるでドラマです。
幸い一命をとりとめ、
翌日『助かりました』と安堵のメールが。
その昔は、忍びが密書を殿に届け、
山里離れたくらいの距離で狼煙(のろし)を上げる…
今は、患者様が海外でも、
体調や血糖値を、メールや携帯電話でリアルタイムに確認。
すごい時代になりましたね!
それにしても、
我らがシャンパンを飲んで酔っぱらっているときに、
患者様から電話が入ると、シャキッとする仕事の鬼。
ある意味、病気かもしれません…(笑)