100弾
シリーズ生活習慣病 第100弾!2014.10月号
ご意見箱
「先生、私は洋食が嫌いで、和食しか食べないんです。
だから塩分制限がつらくて…」
大学病院時代から17年もお付き合いしている、大切な患者様。
少し腎臓が悪くなってきたので、まずは大量の水分が必要です。
体重60kgの方なら2リットル!
腎臓を守るためには、体重の1/30の水が必要なのです。
30分に一度、ちょこちょこ飲んでほしいです。
ただし、心不全などで水分制限されている方は
主治医の指示量を守りましょう。
それから、塩分・タンパク制限の方法を、栄養士からご提案します。
我らが日本食は塩加減が命。
そう簡単には減らせません。
漬物、佃煮、梅干し、味噌汁、練り物、干物、うどん!
ありとあらゆるものに、いい塩梅(あんばい)に塩が含まれ、
日本酒にもぴったり(笑)
「えっ?こんなに美味しくて、塩分1食2g…?」
6人の管理栄養士が作る、
患者様向けの、1食500kcal、塩分2g位のランチ、
『かねしろキッチン』(月2回 水曜日)に参加してもらったんです。
「やっぱり、金城先生のところに通ってよかった。
こんな充実したクリニックは他にないです。頑張ります!」
…嬉しいお言葉をいただき、ますます我々も努力してゆこう、
と思った瞬間でした。
“こんなこと、あるといいなぁ…”
先日からクリニックに『ご意見箱』を置きました。
どんなご意見でも、一生懸命書いてくださった字を見るだけで
胸が熱くなります。
感謝です。
おかげさまで、この連載も100回になりました。
『いつも読んでいますよ』というお声も嬉しいかぎりです!