4弾
シリーズ生活習慣病 第04弾!2006.11月号
界型糖尿病(HbA1cが5.0~5.8%位)の可能性のある方は安心せず精密検査を受けましょう、と前回書いたところ
「心配になってきた」「うちの主人の結果が・・・」と多くの患者さんの声をいただきました。
そこで、シリーズで生活習慣病について連載したいと思います。
今回は皆さん聞き慣れてはいるけど、よく判らないコレステロールについてです。
実は よく言うコレステロールとは総コレステロール(TC)の事で、簡単に説明すると「全ての脂質の合計」、つまり、あまり意味がありません。現在は悪玉(LDL)・善玉(HDL)コレステロール、そして中性脂肪と(TG)と、この3者それぞれの値が重要です。といっても健診では、TC、HDL、TGのみ。肝心の悪玉LDLコレステロールが出ていない事があります。そこで、今から下の計算式を参考に一度出してみましょう。
LDLは病気の合併により正常値が変わりますが、低いほど動脈硬化を起こしにくいのです。
ちなみに糖尿病があやしい方はLDL120mg/dL未満を目指しましょう。