3弾
シリーズ生活習慣病 第03弾!2006.10月号
前回お話した糖尿病になりかけの、「境界型糖尿病」の方が非常に多いという内容を読まれ、心配された方々が数多く来院されましたが、例外なく皆さん境界型でした。すでに完全に糖尿病になっている方もいらっしゃいました。
「ホームページを読んでよかった」とおっしゃっていただき嬉しさ半分、まだまだ隠れ糖尿病の方が多くいらっしゃるのだろうと心配いたしました。
中には「境界型ならまだOKでしょ?」と思われている方が多いですが、ダメです。いきなり断言してしまいましたが、日本人の偉大な研究である久山町スタディーによれば、正常な人に比べ、境界型で2倍も(完全な糖尿病で3倍)心筋梗塞などを引き起こす危険があることがわかっています。
このような場合、糖負荷試験(75gOGTT)というものを行い、血中インスリン濃度を分析し、治療方針、作戦を練ります。
何をかくそう、ウチの職員にもHbA1cが5%を「知らぬ間に」越えているスタッフがおり、今必死に食事・運動療法をやっています。皆さんも怖がらず、一度専門家に見てもらいましょう。
ちなみに今(境界型)ならきちんとがんばれば、よくなるケースがほとんどです。