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糖尿病・生活習慣病を中心としたクリニックです

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シリーズ・ザ・生活習慣病

17弾

シリーズ生活習慣病 第17弾!2007.12月号

HbA1cと動脈硬化

糖尿病を持つ患者さんが、毎月検査している『HbA1c』。
『ヘモグロビン・エー・ワン・シー』と、読みます。
また、施設によっては『グリコヘモグロビン』という場合もあります。

長い名前なので、『エーワンシー』と、略していうこともあります。

昔は、「HbA1c7.0%未満ならOK」と、いう時代がありましたが、
現在は、6.5%以上は合併症が起こりやすいことが判ってきましたので、
最低でも6.5%以下、出来るだけ正常域の5.8%未満までは、必ず治療
及びコントロールをする必要があります。

さらに、数年前から、「HbA1c5.5%以上で(糖尿病による)動脈硬化は進む」
と、判ってきました!

HbA1c5.5未満で一安心、そして5.0%未満で(通院生活)卒業!と、
かねしろ内科では、1人でも多く卒業していただけるよう、
患者さんとともに、スタッフ一丸となって頑張っております。

これに加え、今年の春(2007年4月)より、『動脈硬化の評価検査』を、
1日1人ずつ患者さんに受けていただいています。
これは、頭部MRIまたは脳血管(CT)造影、頚動脈エコー、脈波伝播速度(PWV)などの検査を行い、
動脈硬化がおこっていないか、どのくらい進んでいるのかなどを調べるものです。

すでに150人が検査を終え、
そのうち、「完全にきれいな血管」だった糖尿病患者さんはたったの5人!でした。
HbA1cが5%台の優秀な患者さんですら、この動脈硬化が見つかるのです。

ここが糖尿病の恐ろしいところで、血糖値が正常域より高い状態が続いていたために
動脈硬化がどんどん進んでしまうのです。

糖尿病の治療を放置すれば、必ず心筋梗塞・脳梗塞につながることから、
動脈硬化がわかり次第、血管改善の治療も併せてスタート致します。

「なんとか元気に長生きを。」
これが、かねしろ内科クリニックのスタッフ全員の願いであり、目標なのです。

一緒に頑張っていきましょうね。

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