72弾
シリーズ生活習慣病 第72弾!2012.06月号
治験という仕事
食事療法と運動療法、
完璧にできれば、かなりの方々はかねしろ内科から卒業できるのですが…
なかなかお寺の修行のような生活は出来ないもの
(いえいえ、やせられない住職さんもいます(笑))
もちろん私も、シャンパンはやめられません(汗)
そこで、お薬の力を借りるのは、別に恥ずかしいことではなく、
今や自然な流れかと。
しかし、まだまだその種類は少なく、
新しい画期的な新薬を、早く使いたい…
そう、この救世主が『治験(ちけん)』というお仕事です。
開発されたお薬は、
動物実験のあと、ごく少人数の人に試されます(フェーズ1)。
それにより安全性が確認されたあと、人数を増やし、
ちょうどよい効果は、どのくらいのお薬の量かなど、
患者様にご協力を願い(フェーズ2)、
さらに人数を増やして、効果の評価や飲み合わせなど、
細かく調べていきます(フェーズ3)。
そこまで終わっても、厚生労働省に申請し、
発売に至るのに数年かかったりします。
素晴らしい発明品があるのに使えないジレンマ…
治験は、開発されたお薬を
早く患者様にお使いいただけるシステムなのです。
また、診療費等もほぼ無料になるのも嬉しいですね。
おかげさまで、鶴間かねしろ内科クリニックも4周年を迎えました。
東林間の本院とあわせて、年間延べ3万人!の糖尿病患者様に、
なにか新しいことを…と考えていた矢先、
治験コーディネーターとして会社から派遣されてきているスタッフが
「かねしろ内科専属になりたい!」と。
彼女たちの決意と熱意に感無量です(涙)
涙腺が故障したようなので、眼科に行ってきます(笑)