東林間駅徒歩2分/鶴間駅前
糖尿病・生活習慣病を中心としたクリニックです

東林間かねしろ内科クリニック

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鶴間かねしろ内科クリニック

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シリーズ・ザ・生活習慣病

138弾

第138弾 伊達巻2018.01月号

美味しいですよね、伊達巻!
お正月には欠かせないアイテム。

年末に何百個も卵を割って、
目がまわるくらいかき回して、焼いて、
とお寿司屋さん聞いたら食べたくなり
「卵焼きを!」

…出てきた作品にうっとり。
ハムッとかじると、表面はカリサク、次にしっとり、
まん中は半熟…ほのかな甘味のハーモニー!

お寿司をお腹いっぱい食べたはずの別腹とはよく言ったもの。
お茶でお口をスッキリ。
なにげなく舌で歯をさわって残りかすチェック…
ん?奥歯が欠けている?

そう、歯といえば、実は歯周病は糖尿病の大敵!
バイ菌が歯肉から血管に入って全身をめぐり、
身体じゅうが炎症状態に。
すると血糖値が上がる!
血糖値が上がるとさらにバイ菌がはびこり、歯周病が悪化…
どうすればいいの?

おまかせください!
1月20日(土)にスペシャルな歯医者さんをお呼びして
講演していただきます!

『やまと糖尿病を知る会』14〜16時
場所:つるまメディカルホール(鶴間駅東口すぐ、ローソン2階)
お問合せ:TEL 046-271-7410(鶴間かねしろ内科クリニック)
予約制・無料です!

歯周病と糖尿病の関係を、くわしくたのしく1時間♪
もちろん当日は金城のトークもあります。

あっ、それまでに奥歯なおさなきゃ(笑)

137弾

第137弾 ほめてあげようっと2017.12月号

やりましたね!
小平奈緒選手がスピードスケート1000mで
世界新記録の偉業を達成しました。

くる日もくる日も毎日練習しているのに、
試合で転倒することが続き、カーブを曲がる恐怖で
『試合に出たくない』とまで言ったそうです。

気持ちはわかりますが、
いままでの努力が泡と消えてしまうため、
コーチは「自分で乗り越えろ」と。

何度転んだことか…
そして生まれた新記録に
『今日は自分をほめていい。
でも達成すると課題が見えてきた!』

糖尿病もまたしかり。
毎回毎回、新しい課題がみつかります。

朝、パンだけにしない。
さきに野菜とおかずを食べて、
食べ始めて30分経過してから主食を。
貧血予防にかならず1食はお肉を食べる。
間食はひとくちでもダメなので、
食べたいおやつは食後のデザートとして。
もし間食したら、間食にもインスリンを打つ。
短時間でも息切れするくらい早足で歩く。
食べてすぐ寝るなら、量を少し減らす。

課題は無限にありますが、
あまり気にせず、あせらず、動脈硬化等の合併症を
しっかり評価しながら通っていただければ大丈夫です!

おかげさまで、心筋梗塞や脳梗塞は
ほとんど起こらなくなりました。

かねしろ内科も課題は山積み。
来年は在宅も始めます!

でも今年も皆でがんばったので、
シャンパン飲んでほめてあげようっと。

136弾

第136弾 海が見たくて…2017.11月号

ある日、歩道橋の階段を降りていたら、
白い杖を持った若い女性が、
階段を上がるか悩んでいる様子…

ジェントルマン(笑)金城先生は
「階段ですけどお手伝いしましょう」と声をかけると
『ありがとうございます!駅はこっちですか?
海を見たくて…見ていたら、わからなくなってしまって』

一緒に階段をのぼり、駅を教えて別れましたが、
『海を見たくて』って…
あの方はまだ少し視力が残っている?
もしかしたら、視力が完全に失われる前に
海を見て記憶を残しておこうと…
きっと素敵な思い出が横浜に…

と、歩きながら涙腺がゆるみ、
見る予定のない海を眺めてしまいました。

見たいといえば、
視力があるのはとても大切です!

糖尿病がなくても、眼圧が高くなる緑内障など、
知らぬ間に視力を失う病気もあります。
ましてや糖尿病があれば眼底出血、黄斑変性などが無いか
定期的に観察する必要があります。
必ず眼科を受診しましょうね!

ところで、芸術の秋。
当院念願の〔文化祭〕を、つるまメディカルホール
(鶴間かねしろ内科クリニックと同じ2階)
で開催します!
患者様やスタッフの様々な作品を一挙に展示。

11月22日(水)、24日(金)9〜17時
11月25日(土)9〜12時

お問合せはクリニック(046-271-7410)まで。

さてと、なに作ろう…
まに合うかなぁ(汗)

135弾

第135弾 在宅(まほう)2017.10月号

『先生、だいじょうぶなの?』

先月の[胆嚢炎事件]!
多くの方々にご心配をおかけしました。

やはり厳しかったのは
10日間ほどの「油抜き」!

するとやっぱり食べたくなるもので…
で、行ってきました♪
南林間駅すぐの天ぷら屋さん!

ここは、食材は新鮮、
油は目の前で何度も交換、衣は極薄っ!

そしてなにより、お店のご主人がお客様のことを、
よく理解してくださっていること。
我々が見習うべきホスピタリティにあふれています。

と、ほどなく他のお客様が
『タバコいいですか?』
と我々にきいてくれました。

即座にご主人が、
『こちらのお客様は吸われないんです。
お店の外に灰皿を用意してありますので…』
と素敵な会話を。

タバコいいですか?ときいてくださるお客様、
皆が気持ちよく過ごせる配慮のご主人。
天ぷらに、さらに美味しい魔法がかかりました!

魔法といえば、
『もう先生のところに、足が悪いから通えなく…』

いえいえ。
これからは我々がご自宅までうかがいます!

今までのことをしっかりわかっているので
安心して治療を継続できますね。

[在宅]という新たな魔法が加わり、
ずっとずっとお付き合い。

えっ?
もうほかのお客様だれもいない!?
魔法がとけないうちに帰らなきゃ(笑)

134弾

第134弾 医者は不養生2017.09月号

酒とそのあて。
お寿司たちとの楽しい出会いの時間は
無情にも短く感じられ、
帰宅したのは日付変更線をまわった頃。
それはいつものルーティーン。

そんな前夜を感じさせないハイテンションな外来も、
彼の得意技のひとつである。

しかし、この日はなにかが違った。

『腹に違和感がある…』
それはいつしか痛みに変わり、
寄せては返す波のように、周期的にやってくる。

『またあいつなのか…?』
まるで会いたかったかのような愛着のあるセリフだが、
それがアニサキスと聞けば虫酸(むしず)もの。

だが今回は、初めての出会いを予感させる
なにかがあったのだ。

数日つづく腹痛に限界を感じた彼は、
同僚医師に外来をゆだね、精密検査へ。

告げられた病名[急性胆のう炎]!に
言葉を失う間もなく、入院を提案されたのであった…

この”彼”とは、もちろんこの私デス。

炎症がおさまるまで、油もの禁止。
もちろん禁酒も命じられました。
トホホ。

まぁ、餅は餅屋。
お医者さんの言うことはしっかり守りました。

餅屋といえば、糖尿病治療の両輪のひとつ、
運動療法もまたしかり。

運動する理由、安全で効果的な方法等々、
健康運動指導士のパフォーマンスは抜群です!

きたる 9月30日(土)14時〜
鶴間駅前の「つるまメディカルホール」にて
[やまと糖尿病を知る会]を開催いたします。
じっくりしっかり楽しく、健康運動指導士が実演を行います。

申込みは、鶴間かねしろクリニック【046-271-7410】まで。
ぜひ、体験してみてくださいね!

それにしても、あれ以降、休肝日を実行しております!
気持ち、わかります、患者様の…
トホホ。

133弾

第133弾 ランボルギーニ2017.08月号

『最近の若者は車に興味がなく、
パソコンやスマホばかり…』

まぁ、時代の流れですよね。

私の時代はスーパーカー世代。
[ランボルギーニ・カウンタックが〇〇デパートで特別展示会]
などというチラシがポストに入り、
エンジンがかかる音や排気音を聴くだけで、
アクセルを踏む高揚感(あくまで想像)を禁じ得ず
「いいねぇ」と一日が幸せになってしまいます(笑)

夏休みは早起きをしてラジオ体操に行き、
帰宅して勉学にいそしみ、
大人になって一生懸命働き、
「いつかはランボルギーニ!」と思っていたら、
またたく間にこんなオジサンになっていました…

ラジオ体操といえば、
久しぶりにNHKのテレビ体操をみる機会がありました。

[懐かしいなぁ]と真剣にやってみたところ、
これが意外に爽快感が…!

当時のややスパルタ的遺産が残るリズムが速めで、
腕とかをキッチリ本気で動かすと
ジワッと汗がにじみます。

5回連続で本気でなさっていた患者様の血糖値が
改善していたのを思い出しました。

夏は暑く、冬は寒いので、
運動不足になる方が、かなりいらっしゃいます。

今年の夏は、ぜひ冷房をガンガンいれて、
室内でテレビ体操をしてみましょう!

せっかく受信料を納めているのですから
挽回?しないと(笑)

132弾

第132弾 拡散2017.07月号

九州地方を襲った天災、
あの凄まじい濁流の画像を見たとき、
津波を思い出しました。

道を寸断されて助けを求めても
なすすべがない方々が取り残されている…

その状況をいち早く伝えたのが
ツイッター等のSNSでした!

ニュースでも報道され、
救助された方もいらっしゃいました。

一瞬で広がる[拡散]という科学用語が毎日聞こえるなか、
おかげさまで、という声が聞けて本当によかったと思いました。

一瞬でといえば、夏の定番のおそうめん。
かなり血糖値が上がります!
それもかなりの高カロリー…

なんとなく、そうめんやそばはあっさりしていて、
一瞬”ヘルシー”とか感じてしまいますが、
ついつい食べすぎてしまいますよね。

2束3束はあたりまえ。
1束でだいたい200kcalですから、
そうめんだけでかなりのカロリーかと。

『ならばそうめんだけでサッパリと』となりますが、
そうめんは炭水化物。
すなわち、血糖値は一瞬ではね上がります!

そういえば、前回、フリースタイル・リブレなる
持続型血糖測定器をご紹介し、
患者様からも
「野菜とおかずを食べて30分たってから炭水化物を食べると、
確かに血糖値上がりにくい」
つまり、そうめんだけだと厳しいのです。

そこで、[かねしろキッチン]では、
野菜とおかずをモグモグ。
そうめん1束と「えのきだけ」をコッソリ、
しかもゴッソリ混ぜてお出ししています。
カロリーも500kcal未満に抑えられ、
しかもあっさりヘルシーに。

ぜひこの情報を拡散してくださいね!

それにしても、暑くなりました。
こんなときはグラスに拡散する泡をなめながら…(笑)

131弾

第131弾 続ける2017.06月号

このコラム、
ほとんど毎月更新してきましたので、
今回で第131弾に!

患者様からも
『いいこと書いてるよなぁ、先生は!』
と、よく(笑)ほめられます。

うれしいので続けて書いていますが、
心がけていることは3つ。

①だれもがわかる言葉・言いまわしを使い
②はじまり部分の内容と
後半に話したい内容とのギャップを
できるだけ大きくして予想外の展開に
③可能なかぎり最新の話題を

と考えているうちに
依頼された原稿など、いつも〆切ギリギリに。
担当の方々にご迷惑をおかけして…
この場を借りて、ゴメンナサイ。

続ける、といえば
“1日中血糖値をはかり続ける”
手のひらサイズの器械が発売されました。

その名は[フリースタイル・リブレ]
いつでもどこでも夜中にも勝手に測っているので
1日の血糖値の変化が一目瞭然。

いままでのように、
指先に針を刺して血を出す必要なし!

タネを明かせば、
二の腕に五百円玉の大きさのセンサーを
ピタッと2週間貼りっぱなし、という原理。

それにしても便利便利。
すぐに血糖値がわかるのですから。

それではスタッフの体験談をご紹介。
・ジュース類や果物、お粥は一瞬で高血糖に
・和菓子・洋菓子・菓子パンなど…
砂糖たっぷりはもちろんかなりの高血糖に
・早食いもあっという間に高血糖
・野菜やおかずをゆっくり食べてからの主食は上昇がゆるやか
・空腹時の甘いお酒(甘酒も)は上がる
・だらだら宴会は意外に上がらない
・夜中のスイカはもちろん×
・泥酔の朝方は低血糖
…などなど、理論上いわれていたとおりになりました。

私もいろいろ実験をしましたが、
知らぬ間に気をつけていたようで、
なんと2kgやせていました!
今度会ったら激ヤセでわからないかも(笑)

130弾

第130弾 トリプルアクセル2017.04月号

ニュース速報で知った
[浅田真央選手、引退!]

ちょうど私は”夜の業務中”(笑)だったので、
その時は酔った頭で
(この日がきたか)と思っただけでした。

翌日、新聞を読めば読むほど感慨無量。
彼女の人生に多く共感いたしました。

それにしても、トリプルアクセルへのこだわりは
ハンパないものがありましたね!

キム・ヨナ選手をはじめとするライバルたちは、
加点ルールが変わると、難度の高いジャンプを控え、
コンビネーションジャンプで点数を稼ぐ作戦にシフト。

いっぽう我らが真央様は、
まわりが大反対したにもかかわらず、
前人未到の3回転半を跳ぶことに固執。

その結果…メダルの色はともかく、
一生忘れないドラマチックな歴史を
我々にプレゼントしてくれました。

先輩の荒川静さんは、
彼女のスケートは、むしろジャンプ以外の演技も
いちばん美しいと評価されていましたね。

つまり、彼女はすべてにおいて
パーフェクトを目指していたということです!

パーフェクトといえば糖尿病もまたしかり。
糖尿病を完治するのはなかなか難しいですが、
全身いたるところにやってくる合併症を
しっかり評価し、予防する。
そのためのスタッフ等は、なにがなんでもそろえていきます!

この春からは、血液内科専門医が新たに…
力強い応援です。

これからも新ワザを開拓していきますね!

129弾

第129弾 カラスミ2017.03月号

薄くスライスした大根と
かるくあぶったカラスミをあてに
日本酒のぬる燗をあわせる。

そのとき真一文字に力の入った父親の唇がかすかに開き、
甘いお酒の香りが居間の卓上に漂う…

『カラスミは長崎か台湾産にかぎる!
食べてみるか?』

小学生の頃に、いまは亡き父親から教わった訓示?のひとつ。

食べてみたら、夢のようなカラスミの塩梅(あんばい)と、
脂をほどよく受け止める大根の縁の下の力。

あまりの薄さ(笑)とその美味しさに我慢できず、
ごそごそと夜中に、残りのカラスミをむんずと握り、
がぶっ!と…

翌朝、父親からの大目玉は想定内、
母親からの
『男は大胆なほうが出世するものよ!
いい食べっぷりねぇ』
は想定外。

いつしか、
うに、いくら、たらこ、ししゃも、あん肝、畳いわし…
あてを目の前に「燗酒をお願い」している
大人になってしまった自分も想定外(?)

かくして尿酸値が高くなってしまったのは
遺伝もあるけど自業自得。

よし、キッパリ…やめるわけなく
フェブリクという腎臓に優しい
尿酸値を下げる薬を飲み始めました。

あてのように、細胞の数が多いものにはプリン体がいっぱい。
さらにアルコールは尿酸を増やす方向にはたらくため、
最後は痛風になります。

痛い思いをする前にお薬を…
(えっ、食事・アルコール制限は?)
がんばる方には頭が下がります。
ごめんなさい m(_ _)m

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