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糖尿病・生活習慣病を中心としたクリニックです

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シリーズ・ザ・生活習慣病

128弾

シリーズ生活習慣病 第128弾!2017.02月号

電車でコックリ

この寒い時期、
受験生はさぞピリピリと緊張し、
寝る間を惜しんでギリギリまで勉強しているであろう頃、
通勤電車の中で、となりの方にやや迷惑をかけながら
うとうと…
あるある!ですね。

電車ならまだしも、会議中や車を運転中に
睡魔に勝てずコックリいっては大事件。

たまの睡眠不足ならわかりますが、
しょっちゅうとなると我々の出番かもしれません。

『睡眠時無呼吸症候群』は、
10秒以上息が止まる無呼吸が、
1時間に5回、または睡眠中に30回以上も…

なかにはなんと、1分以上も!
息が止まっている方もいらっしゃいます。

これでは脳をはじめ全身が酸欠状態で、
身体にいいわけがありませんよね…

いびきがひどい、つらくて目が覚める、
夜中のトイレに何度も目が覚める、
朝 頭痛がする、だるい、仕事に集中できない…

また、肥満や糖尿病、血圧が下がりにくい、
血が濃いと言われた方は、
リスクが高くなると言われています。

くわしくは、
鶴間かねしろ内科クリニックの朝倉院長が
バッチリ解説していますので、
[かねしろ 睡眠 メディカルノート]で
検索してみてくださいね。

…と電車の中で原稿を打っていたつもりが、
いつのまにかコックリコックリ…
となりの方が優しくてよかった(笑)

127弾

シリーズ生活習慣病 第127弾!2017.01月号

幸運の鳩

道端の電線にとまっている鳩。
もしかしてフンとかされたら…
と不安になる方も多いかと。

私も車に“運”がつくことは数知れず。
飛び立つ鳩から、頭の上に落下してきたことも…

ある朝、小田急線に乗っていたら、
湘南台駅で乗客とともに鳩がピョコンと乗車!

朝の殺伐とした雰囲気は一瞬で消え去り、
座っている人も立っている人も、
鳩のように目をまるくし、
笑顔と愛情に満ちた、ほんわかした雰囲気になりました。

そうそう、赤ちゃんに
「いくちゅでちゅか〜?」とか聞いている、
あの感じです。

ところで、『妊娠と糖尿病』は非常に大切です!

妊娠前から発症して合併症のある方、
妊娠中に発症した方、
糖尿病にまではなっていない境界の方。
いずれも厳格な血糖コントロールが必要です。

胎児の発育過剰や異常分娩のリスクの上昇、
分娩後しばらくして、母親の糖尿病が悪化することもあります。
奇形のリスクが上がるという報告もあります。

また、糖尿病だけでなく、
甲状腺ホルモンが低い方、軽度の貧血のある方も、
お腹の赤ちゃんにホルモンや鉄が使われるため、
検査と補充をしないといけません。

ホルモン不足だと赤ちゃんに、
鉄不足だとお母さんに影響が出ます。

妊娠糖尿病の方がうちに紹介されて検査をすると、
かなりの確率で甲状腺や貧血がひっかかりますので、
ぜひ相談してみてくださいね。

さてさて、その後ハトは車内をお散歩して、
次の長後駅で降りて行きました。

あっ、
床には白っぽい幸運の落としものが…

126弾

シリーズ生活習慣病 第126弾!2016.12月号

お餅とチャーハンランプ

ブラック企業、サービス残業…
さまざまなネガティブな言葉がよくみられますが、
企業も社員もだいぶかわりましたよね。

新聞によると、
昔は〔一生奉公/社会奉仕/自分を研く〕など
義理・人情・根性で社会人に。

今は〔出世より9時5時で楽しい生活〕と意欲的な回答は少なく、
3年以内の離職率が3割を超えたとか。

そうなると、没個性、どこを切っても同じ【餅型組織】から
個々がバラバラな【チャーハン型組織】への移行を
企業がせまられるなか、
技術やノウハウの伝承などの力が失われつつある
(東京大学 中原淳准教授/日経新聞より抜粋)と。

なかなか難しいなぁ…
と朝からマジメに(いえいえいつも通り)フムフムしながら、
「餅は磯辺焼きもいいけど、ふくれた餅の中にバターを溶かして
砂糖と少量のしょうゆをたらし…」
「チャーハンは五目もいいけど、
きざみネギにかつお節としょうゆの焦げた香りが…」と、
ひとり電車でニヤリ(笑)

それにしても、おいしいものは身体に悪いなぁ…

とそこで【第4回 やまと糖尿病を知る会】では、
『感じてガッテン!(←ん?)簡単・おいしい 減塩のコツ♪』
と題して、糖尿病の食事療法・減塩についてのお話と
減塩料理の試食を企画。

2017年1月21日(土)
14時〜(受付開始13時半)
つるまメディカルホール(鶴間かねしろ内科クリニック となり)
で開催します。

(無料ですが)定員があるので、
必ずお電話 TEL:046-271-7410(鶴間かねしろ内科クリニック)で
お申し込みを。

もちろん、私も栄養士さんと参加いたします!

ところで、かねしろ内科では、
さまざまなスタッフを大募集しています!

お餅もチャーハンも拒みませんよ。

125弾

シリーズ生活習慣病 第125弾!2016.11月号

トランプ

亡き父の書斎を整理していたら、
懐かしい大量のトランプが出てきました。

旅行業をしていた父は、お土産に大量のトランプを。
オランダなら「風車」のように、きれいな絵柄が、
子供ながらに見ているだけで楽しめました。

そういえば、小学生の頃、「神経衰弱」をやって
なかなか父に勝てなかったのを思い出しました。

たしかこの辺にハートの7があったような…
えい!
あれれ となりか…

ニヤリ、と次の番の父にさらわれました(涙)

人間の記憶は時として曖昧。
メモでもとって記録できないのが残念です。

記憶といえば、クリニックの外来で
「今朝は空腹時の血糖値が高かったですが、
昨夜はなにを召し上がりましたか?」
の質問に、なかなか思い出せない方もチラホラ。
ましてや二日もたてば誰しも。

そこで食事記録が効果絶大。
今月は外食が多くて…など、
血糖値が上がった理由や、体重が増えた理由が
ひと目でわかります。

ちなみに、油ものは、翌朝まで影響するくらい
ずっと血糖値を上げ続けることも!

食べてすぐ寝てしまったり、睡眠時間も影響しますから、
生活のメモも記録できれば、なお良いですね。

ところで、アメリカ大統領選では、
ドナルド・トランプ氏が勝利したとか。

ん?
トランプとトランプ氏の洒落?

いえいえ、偶然です(笑)

124弾

シリーズ生活習慣病 第124弾!2016.10月号

スロープ

日経新聞のオリパラ(五輪・パラリンピック)の紙面に
素敵な記事を見つけました。

リオ五輪・パラリンピック会場の
スロープ担当の工事仲間が、
自分たちで実際に車イスで上がってみよう!
と試みたのですが…

なんと自力では
誰も一番上までたどり着けなかったと。

笑い話ならず、彼らは英語を勉強。
「押しましょうか」とボランティアを。

多くの方々に感謝され、
ここまでで十分 涙腺話なのですが…

スロープにいた、
車イスのマセソン女史(パラリンピックサポートセンター)
に声をかけると、
『自分で上がりたいので大丈夫。声をかけてくれてありがとう』
と2回も断られて…

その後、声かけした彼が、断られた理由がわかったと、
わざわざ彼女に話しに来てくれた、その内容がまた感動的!

「まぶしいほどに自立したパラの選手だから世話要らず。
…いえ、一般の障がい者でも
“押してあげる”ことが大切なのではなく、
その人が“やりたい”ことを見守り、
必要なときだけ手を貸すことが、
本当の障がい者理解なんだと気がついた」と。

高齢の患者様もまたしかり。
家人がなんでも助けてしまうと、筋力はどんどん衰え、
すると疲れやすくなり、よって動かなくなり、
最後には寝たきりに…

できるだけ本人に頑張ってもらえるよう、
励ましながら見守ってあげてくださいね。

そういえばマセソンさん、
『パラリンピックには社会を変える力がある』と。

同感です!

123弾

シリーズ生活習慣病 第123弾!2016.09月号

うなぎ屋さん

土用の丑の日、うなぎ屋さんは大忙し。
私はすっかりお客さんが落ち着いた頃を狙って伺います。

踏切を背に、中和田の交差点に向かって、
八千代銀行、一ノ瀬珈琲、巴屋そば店を過ぎてすぐ。
東林間に(たぶん)一軒だけあるうなぎ屋さん〔新かしわ〕。

のれんをくぐると
『あら先生』
お帰りなさいとばかりに迎えてくださる
素敵なご夫婦に導かれ、カウンターへ。

ビールと熱燗(両方?)をお願いすると、
『えっ、お連れさん、小田原から?
それはそれは遠いところから…
いつも通りに、野菜からですね!』

珍しい野菜や、手摘みのつくしのこを美味しく作ってくださり、
お酒がすすんで困ります(笑)

『お出しする食材は、安全で美味しいものじゃないといけないでしょ。
そういえば先生、あのジェネリックっていうやつは
とんでもないんでしょ?』

オーソライズド・ジェネリックという、
まったく作り方が同じなら問題はありません。
しかし、一般的には作り方、有効成分以外の部分
(つみれのつなぎみたいなものやカプセル等)は非公開。

つまり、まったく同じには作れません。
さらに有効成分の原産国・純度もさまざまで…

患者様から「効かない・副作用が」と日常茶飯事です。

医療費削減もわかりますが、
生活習慣を改善してお薬を無くすのが一番!
毎日しっかり患者様を応援しています。

…と会話をしているうちに、
目の前にふっくらふわふわの鰻丼が…

おいしい〜!

『ちょっと高いけど、先生、うなぎもほんまもんじゃないとね』

122弾

シリーズ生活習慣病 第122弾!2016.08月号

4年ぶりに

と言えば、オリンピック・パラリンピックですね!
寝不足の日々が続きますが、
どの種目も涙を誘う感動シーンばかり。

本当に努力をされて、惜しくも銀メダルに心沈む選手も…
金を逃したその気持ち、わかります。

でもみんな知っています。
メダルはとれるだけですごい!
いえ、出場している時点ですごいことです!

にもかかわらず、雑誌等で
〔○○だからメダルとれない〕
とかいう批評を見るとイライラします。
『自分でとってみぃ!』と言いたいですよね。

選手は参加するだけですごい…
そう、患者様もまたしかり。
定期的に受診されるだけですごいこと。
みなさん頑張っていらっしゃいます。

大好きなご飯を控えめにしたり、間食をやめたり、
嫌いだけど野菜から食べる、仕事帰りに一駅歩く、
食後すぐに体操…

クリニックに通院することで、知らぬ間に、
今まで以上に、本当に努力されていると思います。

そしてスタッフも、日々努力をしています!
毎月のミーティングや勉強会、研修、学会…

メダルを目指す選手のように、
我々も患者様のために〔あらゆる種目で一番〕
を目指して頑張ってまいります。

そういえば先日、ある患者様と
4年ぶりに、とある駅でばったり。
…遠方のため、今は先輩医師にお願いしているのですが、
『金城先生の処方を今でも続けていますよ!
おかげさまでピンシャンです』

89歳になられたこの方と、
きっとまた4年後にもお会いできますように…

嬉しくてシャンパン飲んでしまいました。(←いつも?)

さぁ、次はパラリンピックです!

応援しますよ!

121弾

シリーズ生活習慣病 第121弾!2016.07月号

選挙権

18歳以上に引き下げられた選挙権、
『誰に投票するべきか』

うちの長男も時間ギリギリに
投票所に駆け込んだようです。

「最近の若い者(もん)は」
…いつの時代も大人たちは若者を批判するものですが、
日経新聞を読んで驚きました。

「〜女性の活躍促進の取り組みに着目して
政策を比べようと考えた。

そこで気になったのが
公約を達成するプロセスが分からないこと。

『詳細な説明があれば明確な未来像が分かるのに』
と残念がる」

高校3年生へのインタビューのひとつですが、
自分が18歳の時に、
こんなふうに政治を考える余裕があったかなぁ…と。

10代の投票率が45%にとどまった、とありましたが、
大人が2人に1人しか投票に行かないのに、
若者はむしろ立派だったと思います。

「教育現場で政治の話自体がタブーという風潮」
…もっと 我々大人が若者のために
環境を整える必要がありますね。

若者のために といえば、最近
「うちの子も検査をぜひお願いしたい」
という親御さんが増えてきました。

『リベルタを読むと、遺伝するかもって』
…正解です!

子どもの教育を早くから行う大切さと同じように、
糖尿病も早い段階、発症する手前で我々がサポートできれば、
将来の心配はほとんどありません。

環境を整える責任は我々大人にあります。
月に一回、日曜日の外来も始めましたから、
ぜひ一度考えてみてくださいね!

そういえば、私はいつもしっかり投票しています!

もちろんシャンパンも、いつもしっかり…

120弾

シリーズ生活習慣病 第120弾!2016.06月号

レガシー(遺産)

“grace under pressure”
その昔、ケネディ元大統領(JFK)が、
重圧の中、屈することなく、
気高さを貫いてみせたその指導力、
それを支えたガッツ!

キューバ危機のときに下した孤独な決断のおかげで、
世界は核戦争勃発の危機から救われました。

正しいと信じる道を行く勇気、
JFKのレガシーは、
キャロライン・ケネディ大使に確実に引き継がれ、
オバマ大統領の広島訪問という
新たなレガシーの誕生に貢献することとなりました。

糖尿病の研究でも『レガシー効果』といわれるものがあります。

ゆるく治療していた患者様と、厳しく治療していた患者様、
10年間の経過をみたときに、
結局は同じくらいの血糖コントロールになったとしても、
厳しくがんばった経験のあるほうに、合併症が少なかった。

つまり、早いうちに良くしておいたほうが
のちのち良いですよ、というお話です。

であれば、歳をとって糖尿病が悪くなるとしても、
可能なら“糖尿病なりかけ”(境界型)のうちに手を打てば、
かなりの確率で安心できるかと思います。

会社の健診でちょっとひっかかったけど…
と気がついたら、あっという間に
10年くらいたってから来院される方が少なくありません。
そしてそのときには、すでに動脈硬化が…

勇気をもって、早めに受診しましょうね!

それにしても、
JFKやオバマ大統領は大きなレガシーを残しましたね。

私も皆さまのためにがんばりますよ!

119弾

シリーズ生活習慣病 第119弾!2016.05月号

熊本城

4月、二度の激震予測を誰に頼ればよいのでしょう?

気象庁や専門家が日夜研究されていますが、
『今の地震学は、過去のデータに頼らざるをえない、
活断層がずれ動くのは、千年〜数万年に一度。
しかし、活断層が無いと安心していた住民がいたなら、
もっと丁寧な説明が必要だった(日経紙)』と。

かねしろ内科が11年目に入り気がついたこと、
それは心筋梗塞や脳梗塞を起こされる当院の患者様が
ほとんどいなくなったことです。

スタッフによる、病気の知識や情報の周知活動、
血圧・血糖値等の管理、
徹底した動脈硬化の評価と、その予防薬処方…

スタッフと患者様、
さらに患者様のご家族が一丸となった結果です。

誰かに頼らざるをえないことはいくらでもあります。
ぜひ、われわれを頼ってくださいね!

そういえば、今日乗ったタクシーの運転手さんが
別府温泉にお金を落としに行かれると。

「この1ヶ月で、15万人キャンセルが出たらしいから」

三年前の5月、
糖尿病学会で熊本に行ったのを思い出しました。

せっかく熊本に行けたのに、
「またいつか来るだろう」と観光もせずに…
後悔しています。
せめて熊本城だけでも、しっかり見学するべきでした。

被災された方は、いまは頼って元気になってください。
必ずまた熊本・大分行って貢献しますからね!

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