39弾
シリーズ生活習慣病 第39弾!2009.10月号
50回と1粒
ある70代の女性患者さまから、
「運動をしようと思うのですが、足が悪くてあまり歩けないんです。」と、相談をうけました。
「では、腹筋もどきでもやってみますか(笑)!」と、提案したところ、
初めは10回からスタートし、その後50回を毎日出来るようになり、
HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)は5.0%台に改善、お腹は見事にペッチャンコ。
本当に、スリムでキレイなお腹になりました。
この話を、他の患者さまにもお話しします。
もう少し若い患者さまだと、大抵くやしがって頑張っていただけます。
でも、「こんなに頑張っているのに…。」と、なかなか変化がみられない場合もあります。
「もしかして、飴やガムを…」
そう、カロリーがゼロでないと、たった1粒の飴やガムを口にするだけで
血糖値がはねあがってしまう結果に。
本当に、『たった一口』なのです。
だからこそ、糖尿病の治療では、間食をやめると血糖のコントロールが良くなる効果があるのです。
最近は0Kcalの飴やゼリー、清涼飲料水などがコンビニやスーパーで手に入るようになりました。
『間食はしない』のが一番なのですが、『何かちょっと口にしたい…』と、いうのなら、
まずはこういったものに代えてみてはいかがでしょうか?
「先生、一口くらいは…(泣)。」
もちろん、たまにはどうぞ!!