13弾
シリーズ生活習慣病 第13弾!2007.08月号
多くの患者さまを診察しておりますと、
付き添っていらっしゃるご家族の方にもお会いすることがたびたびあります。
そして、そのご家族も実は…と、いうケースもたびたびあります。
先日も、「ところで娘さんは糖尿病の検査はされていますか?」の、問いかけに、
「先生、私は大丈夫。元気、元気。」
「私も検査?いやぁ糖尿病って言われたら怖いから私はいいです。」
と、逃げ腰の方も多くいます。
一方で、
「私も血がつながっているから、一度は検査をしてみようかしら?」
と、前向きな方もいらっしゃいます。
さて、ここで問題です。
この両者のどちらが重い結果だったでしょうか?
…答えは皆さんの予想通りです。
いざ、自分の事となると、そのうち…と、先延ばしにしていると、発見が遅くなります。
特に身内に糖尿病の方がいらっしゃる場合は、ほぼ遺伝していると思っていただき、
是非年に一度はHbA1cのチェックをおすすめします。
症状が軽いうちに(HbA1c5.0~5.8%のほぼ境界型で)早めに対処すれば、
完全に正常化(HbA1c5.0以下)する方も多数いらっしゃいます。
健診内容によっては、空腹時血糖しか項目になく、HbA1cが測られていない事が
ありますので、健診する際には事前に確認されると良いですね。
どんな病気もそうですが、『早期発見』がポイントです。
必ず検査してくださいね!!