当院では、生活習慣病、特に「糖尿病」の予防および治療に「食事療法」「運動療法」を積極的に取り入れております。患者さまのライフスタイルに合わせた、実現可能な治療を患者さまと共にきめ細やかに考えながら行っております。また、血糖とHbA1cの測定機器を設置しております。糖尿病のコントロールの結果がその場ですぐにわかるので、治療意欲の維持・向上にお役立ていただけます。
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糖尿病はインスリンの作用不足により発症します
糖尿病は、血液中の糖分が高い状態が続く病気です。
膵臓から分泌される、血糖を下げる働きを持つホルモンであるインスリンの作用不足により発症します。過食、運動不足などの生活習慣や、肥満はインスリンの作用不足を助長し、糖尿病悪化の原因となります。
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糖尿病は様々な合併症を進行させます
糖尿病の初期は、自覚症状がありませんが確実に様々な合併症が進行していきます。
主な合併症は、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、動脈硬化性疾患、糖尿病足病変などがあります。
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糖尿病は早期の治療が重要です
定期的に健康診断を受け、血糖値が高い(高め)と言われたらすぐに適切な治療を行いましょう。
早期からの治療により、血糖値をコントロールすれば合併症の発症と進行を防ぐことができます。
また早期であれば食事、運動療法のみによるコントロールが可能である場合があります。
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食事、運動療法で血糖コントロールがうまく行かない場合、薬物療法を行います
薬物療法には、飲み薬による方法と自己注射とによる方法との2つがあります。
現在、国内で使われている飲み薬は大きく分けると7タイプあります。患者さまの糖尿病の状態にあわせ、1剤だけで治療することもあれば、複数の薬を併用して治療することもあります。また糖尿病の状態だけでなく、ご希望もお伺いし、患者さまに合った薬物療法を提案いたします。
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当院では外来インスリン導入を行っています
インスリンを注射して補い、血糖値をコントロールするのがインスリン療法です。
当院では入院することなく、外来通院でインスリン療法をできるよう指導いたします。
インスリン自己注射、血糖自己測定を1〜数日間で、マスターできます。
インスリン注射と聞いただけで、“怖い、嫌だ”と拒絶される患者さまがほとんどです。
しかし、昔に比べインスリン注射は目覚ましく進歩し、簡単にまた安全に注射する事ができます。
また適切な時にインスリン自己注射を始めた場合、長期にわたって良好なコントロールを保てることが多くなります。初めから拒絶せず、まずは説明を聞いてみてください。
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当院ではさまざまな検査を行っています
- 血液検査:糖尿病ほか、さまざまな病気の状態を調べます
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- HbA1c、脂質など
血中甲状腺ホルモン(遊離T3、遊離T4)
抗甲状腺抗体(TRAb、抗TPO抗体、抗Tg抗体)
- 尿検査:腎臓の状態などを調べます
- 尿糖、尿タンパク、尿潜血、24時間蓄尿検査
- 超音波検査:身体に負担をかけず、内臓の形態、機能を調べます
- 頸動脈、甲状腺、心臓、腹部、等
- 生理学検査:
- 心電図:虚血性心疾患、不整脈などの診断を行います
ホルター心電図:24時間心電図を測定、日常生活下における心臓の状態が分かります
CAVI/ABI:動脈硬化の程度が分かります
神経伝導速度:糖尿病性神経障害の程度を測定します